浮世絵師・歌川広重が安政3(1856)年から同5(1858)年にかけて制作した名作の浮世絵連作。版元の魚屋栄吉が安政年間に発行した全119枚の版画をもとに、夏の部の31枚を越前和紙奉書中判に忠実に複製したものです。(春の部、秋の部、冬の部も別個販売中)

　この名作はその時代の江戸の風景を俯瞰・鳥瞰などを駆使し近景・遠景をダイナミックに切り取った見事な表現で、現代にも大きな魅力を伝えてくれる芸術性をそのまま越前和紙に忠実に刷り込んで、お手軽にお届けできるよう工夫いたしました。必ずや実物感を十分に味わっていただけるものと存じます。

【内容】夏の部
1.日本橋江戸ばし　2.日本橋通り一丁目　3.鎧の渡し小網町　4.昌平橋聖堂神田川　5.王子不動の滝　　6.赤坂桐畑　7.赤坂桐畑雨中夕けいし　8.増上寺塔赤羽根　9.佃しま住吉之祭　10.深川万年橋　11.大はしあたけの夕立　12.両国橋大川ばた　13.浅草川首尾の松厩河岸　14.駒形堂吾嬬橋　15.堀切の花菖蒲　16.亀戸天神境内　17.逆井のわたし　18.深川八まん山ひらき　19.中川口　20.利根川ばらばら松　21.八ツ見のはし　22.水道橋駿河台　23.角筈熊野十二社　24.糀町一丁目山王祭ねり込み　25.外神田弁慶堀　26.みつまたわかれの淵　27.浅草川大川端宮戸川　28.綾瀬川鐘か渕　29.五百羅漢さざえ堂　30.深川三十三間堂　31はねたの渡し

　各画寸：天地約27センチ　左右約17.3センチ(本紙のみ。額装はしておりません。お買い上げいただいた方のお好みでお飾りください)

　※1枚あたり400円/個別のお受け付けはいたしません。春の部、秋の部、冬の部も同様に販売いたしております。

　※写真末尾の「大はしあたけの夕立」はゴッホが感動して模写した絵が、春の部の「亀戸梅屋敷」の模写絵とともに、オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館の中ほどに常設展示されています。