『内田 百間　盡頭子 / 日本幻想文学集成 30 』 国書刊行会

著者：内田 百間
編者：別役 実
出版社：国書刊行会
発行：1994.12.20 （1刷）」
定価：1,800円

収録作：「盡頭子 」件」「道連」「豹」「冥土」
「昇天」「山高帽子」「影」「狭莚」「青炎抄」
「東京日記」「サラサーテの盤」計12編

付属：刊行案内（1994年冬）、 日本幻想文学集成・栞、
　　　読者カード付き

折れ：P.55　
破れ：カバー表右下隅、カバー裏右上隅
上記意外、ヤケ等はなくおおむね良好な状態です。

内田百閒の作品は、夢のようなイメージが特徴で、
寝ている間に見る夢のように生々しく、
しかし起きた途端に忘れてしまうような不思議な感覚を
覚えます。

デビュー作「冥土」、
幻想的な要素と独特なユーモアが融合した代表作の一つ
「サラサーテの盤」、
内田百閒の作品の中でも、
特に不可解で幻想的な恐怖を描いており、
彼の独特な文体が際立っている「件」。
これらの他、計12編が収録されており
内田百閒の生み出す幻想世界に
たっぷりひたることができます。

ユーモラスな随筆を送り出した「百鬼園先生」としても
よく知られた内田百閒ですが、
不思議な味わいを持つ短編作品群はとても魅力的です。
ぜひ、一度手にとって
ゆっくり味わっていただければ嬉しいです。



※お値下げ交渉には対応できかねます。
まとめ買いの場合も同様です。
ご了承ください。

種別：
ISBN-10：4336032408
ISBN-13：9784336032409