【著者と北海道について】
本書はジャーナリストで作家の本多勝一によるアイヌ民族と北海道に関する詳細な研究の集大成です。
1959年朝日新聞社に入社した最初の勤務地が札幌だったことから、本多勝一はアイヌ民族に関する報道を当初から続けています。

【内容】
①『アイヌ民族』朝日文庫2001年第1刷
３部構成で、第1部「アイヌモシリ」はアイヌの生活文化を描くルポ。異色なのが、1人のアイヌ女性ハルコロの語りを通す形で500万年前のアイヌの生活とシサム（隣人=大和民族）が近づく足音を描いた第2部「ハルコロ」。（第３部「パセクル」はハルコロの子） 〈再版未定〉

②『先住民族アイヌの現在』
朝日文庫1993年第1刷 〈再版未定〉
当時のアイヌが置かれた状況に関するルポ。表紙の人物は萱野茂氏。

③『北海道探検記』朝日文庫1994年第8刷
氏の北海道内での旅行記録を中心にした北海道ルポ。

④『中国の旅』朝日文庫1987年第11刷
15年戦争中、日本軍が中国で行った非人道的行為を証言から再現したルポ。
〈再版未定〉

⑤『アイヌの碑』萱野茂著
朝日文庫1990年第1刷
二風谷アイヌのエカシ（長老）萱野茂の半自伝的エッセイ。

⑥『アイヌ人物誌』松浦武四郎著
平凡社ライブラリー2002年初版第1刷
北海道の名付親松浦武四郎が、アイヌの誠実な生き方、日本人による非道な行いを丹念に記録したドキュメントの名著。

【状態】
発刊された年代や文庫本であることからすると、6冊とも保管状態は良好です。
書込み、破れ、傷み無し。
中古本であることはご承知おきください。

ご覧いただきありがとうございます。

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