★昭和47年発行。ビニカバ、紙カバー付き。
★ビニカバ＝経年ヤケ、スレ傷汚れ有。
★紙カバー＝経年ヤケ、スレ傷汚れ有。
★本体＝三方に経年ヤケ、シミ汚れ有。表紙天地に
　　　　スレ傷有。

★★上記以外、本文内グラビアページも、目立つシミ汚れ等無く、製本も堅牢でご愛読に支障は御座いません。然し乍ら、52年経過の品です。経年のヤケ等気になる方はお避け下さい。

　私が子供の頃の喫茶店には、必ず鉄板焼きのスパゲッティが有りました。真っ黒い、分厚い楕円形の鉄板の上に、ケチャップで味付けされたスパゲッティがこんもりと盛られていました。

　玉ねぎ、ピーマン、赤いタコさんウインナー用のウインナーが具材として入り、周りには溶き卵の黄色いのがジュウジュウ。
　　　　　
　そう、パスタ、とかトマトソース、とかそういうのではないのです。本場のイタリア人が食べたら、日本人が初めてカリフォルニアロールのお寿司を食べた時と同じ驚きを示すでしょう。

　こちらは、そんな時代に、田舎の喫茶店には無かったであろうビーフソースとか、エビのトマトクリームソースとか載ってるんです！

　東京のレストランとかにはあったのでしょうね。
また、サンドイッチも可愛いオープンサンドとかでは無く、子供のお誕生会などでも、きっちり三角に切った食パンのサンドイッチが出たものでした。

　ネットが普及する前の、平成以前には、都市部と田舎で随分と差があって、流行りのファッションが地方へ来る頃にはもう東京では誰もそんなの着ない、という時代。

　ネットは、そうした時差を無くしてくれたんだなあ、と感じます。

　洒落た物、最先端のものはTVや雑誌、書籍から情報を得るのが唯一の手立てだったのですよ。

　レトロで可愛いグラビアと共に、懐かしいイラストのレシピを、そうそう！こんな風だったよね、と思って頂ける方や、また、その当時を知らない若い方にも味わって頂けたらと存じます。

　状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。

古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。