※初版本です。

行を実践せよ！
知識偏重を脱し、身をもって理解する
序文 鈴木大拙

米国にて仏教を布教された僧による教え。
シンプルに、無駄なく仏教が学べる一冊でした。

古書店にて購入しました「初版本」です。
カバー及び本体に大きな折れ跡がございます。また帯の背表紙と裏左側にヤケ・ダメージがございます。上記の点を考慮して、状態を「傷や汚れあり」にしています。本文は折れ跡さえ気にならなければ、比較的綺麗だと思います。※詳細は写真をご参照ください。

「生の仏教 死の仏教」
著者: 京極 逸蔵 （きょうごく・いつぞう）
定価: ￥1,320
筑摩書房 / ちくま学芸文庫

仏教は死後の救済のためのものだと思われたり、思想として知的に享受するものだと理解されることが多い。しかしそれは誤りだ。仏教はこの世を生きるための教えであり、その教えは念仏などの「行」を行うことで初めて意味を持つ。異国アメリカに仏教を広めた京極逸蔵は、仏教国でありながら仏教が根付かない日本に向け、彼の地から一つの提案をした。それが本書で説かれる「六波羅蜜」の実践だ。六波羅蜜は仏教徒の倫理規範というだけでなく、それを実践することが宗教的な目覚めへの近道ともなるからだ。専門用語に丁寧な説明をルビで付した、心底わかる仏教入門。

京極 逸蔵
１８８７‐１９５３年。東京帝国大学英文科卒業後、浄土真宗本願寺派の開教使として渡米。主にロサンゼルスやフレズノで布教し、アメリカ社会に仏教を定着させた。仏道は慈悲の実践、行の実践に尽きるとする京極の教えが、現在のアメリカ仏教の根幹を形作ったとされる。京極の蔵書は、現在オハイオ州立大学図書館に収蔵されている

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