・数学者、教育学者の「遠山啓」の著作集3シリーズ全27巻のうちの『教育論シリーズ』全5巻セットです。

・遠山啓は行動する数学者として、数学教育指導法を根本から覆した、゛水道方式"の指導方で世界的に知られている。
・それまでの、競争原理を推し進め、暗算重視の一方的な押し付け(詰めこみ)教育を進めてきた、旧文部省とは、激しい対立と、迫害を受けてきた。
・今では、あれほどの迫害を受けてきた、遠山の水道方式を取り入れた教科書が、数多くの学校で採用され、日本の子供たちの算数数学の学力向上に貢献している。
・本シリーズの「教育論シリーズ」全5巻は、1970年代に発刊。出版社は、それまで無名だつた「(株)太郎次郎社」。
・発刊の言葉から、
〈戦後から30年、遠山啓は、たゆみなく子供に向かって歩みつづけた。この道こそが、競争原理の、教育を超える新しい視界をひらく。数学者・教育者・思想家、知性の巨匠、遠山啓の全体像を集大成する。〉
・教育論シリーズ5全巻の、内容。
(第0巻)教育への招待
(第1巻)教育の理想と現実
（第2巻）教育と自由の統制
(第3巻)序列主義と、競争原理
(第4巻)教師とは、学校とは
・本の体裁
A5変型版、フランス装、箱入り、各巻・平均300ページ

・気になる点は、0巻が、特に染み、汚れ、外側の劣化がみられます。破損、アンダーライン、書き込み等は、見あたりません。1〜4巻の痛みは少ないです。
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