東独に殉じたケーゲルは、正確なリズムと明瞭な音色を重視する指揮者であった。楽器の音色が混ざり合ってしまうことを避け、各楽器のパートが明確に聞き取れる演奏を追求した。一部の評論家から異様に高い評価を得ている。また現代音楽を得意としており、普及に努めた。このBOXは彼の特徴を遺憾なく満喫できる20世紀音楽満載の、まさに「グレート・レジェンダリー・レコーディングス」。

ヘルベルト・ケーゲル指揮
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ライプツィヒ放送交響楽団（※）
ライプツィヒ放送室内管弦楽団（※※）

●ショスタコーヴィチ
交響曲第1番※（1962）
●シベリウス
交響曲第4番※（1967）
●シェンカー
大オーケストラのための風景※（1976）
●マーラー
交響曲第1番『巨人』（1979）
●ゴルトマン
交響曲第1番※（1979）
●ベルリオーズ
幻想交響曲（1984）
●デッサウ
管弦楽曲第2番『嵐の海』※（1967）
●ムソルグスキー
組曲『展覧会の絵』※（1960）
●プロコフィエフ
組曲『3つのオレンジへの恋』※（1962）
●バルトーク※（1961～1966）
ディヴェルティメント、ヴィオラ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲第2番
●マイヤー
詩曲※（1966）
●ヒンデミット
ヴィオラと弦楽のための葬送音楽※（1966）
●ヴィヴァルディ※※（1970）
オーボエ協奏曲ニ短調、シンフォニア ハ長調、ファゴット協奏曲イ短調、協奏曲 イ長調、フルート協奏曲 ニ長調、シンフォニア ロ短調
●ブリテン
戦争レクィエム（1989）
●ペンデレツキ
広島の犠牲者に捧げる哀歌※（1978）
●ベルク
ヴァイオリン協奏曲（1989）、3つの断章～ヴォツェックより※（1965）、アダージョ～ルル組曲より※（1965）
●シェーンベルク
歌劇『モーゼとアロン』※（1976）
●ヴェーベルン※（1977）
パッサカリア、5つの楽章、6つの小品、5つの小品、交響曲
●オルフ
カルミナ・ブラーナ※（1960）
●ストラヴィンスキー
プルチネッラ組曲（1981）、ナイチンゲールの歌（1983）、カプリッチョ（1978）
●シェーンベルク
グレの歌（1986）

ドイツ・シャルプラッテン原盤（…