サビルロウから程近いロンドンの高級エリア、メイフェアで1829年に設立されたテイラー
J.C.Wellsにて1967年に仕立てられた、ビスポークと思われるカバート・コートの出品です。

カバート・コートはカントリーで着用される極めて英国的な衣服です。
ハンティングの際に邪魔にならないよう、チェスターフィールド・コートのスタイルとしては着丈が短めで、
またサイズ感としてはステンカラー・コートのようにゆったりと着用されるユニークなものです。

N.H.Mitchell Esq. からの御用命で仕立てられた今作は、
カバート・コートに用いられる生地であるカバート・クロスが使われた本格的なアイテム。
狩りに際して茂み等に引っかからないようコート向けの生地としてはさらりとした質感で、重量はミディアムウェイトとなっています。

今季トレンド真っ只中の絶妙なグレージュの色味が素敵で、カーキ・グリーンの裏地とのコントラストも素晴らしいデザインです。

ビスポーク・テイラーらしい丁寧な作り込みが随所に見受けられます。
襟裏のフラワーループも、現在の衣服ではほとんど見られなくなった古き良き意匠です。

タイドアップしたスーツの上からお召しいただくことも勿論ですが、
出自はカントリー由来ということで、襟を立ててスポーティにお召しいただいても大変素敵だと思います。

貴重な本物のビンテージ・コートをぜひこの機会にご検討ください。

サイズ表記 ビスポークと思われるため表記なし
肩幅 46.5
袖丈 68
着丈 92
身幅55 平置き、脇下で測定
※参考トルソーはメンズ38サイズです。付属は致しません。

クリーニング済み、
着用年式相応の使用感についてはご理解ご容赦をお願い申し上げます。

※写真ではお伝えし切れない使用感については、古着ということでご理解をお願い申し上げます。
※画像をご覧になる表示環境によりお色味が若干異なる場合がございます。
※ご落札後の返品、クレーム等は一切お受け致しかねますので、ご理解の上ご入札をお願い申し上げます。