Four Tet『DJ-Kicks』２００６年作品

※ケース表面右上にひび割れ有り。

大人気ミックスＣＤシリーズ〈DJ-Kicks〉の最新作にエレクトロニカ界の異端児、フォー・テットが登場。
１９９７年、Fridgeのギタリストとしてデビュー後、Four Tetとしてソロ活動を開始。Four Tetとしてリリースした数々の名作により世界的な名声を得、RADIOHEADやAPHEX TWINなど、多くのリミックスも手がけた。流麗なエレクトロニカを紡ぐ奇才フォー・テット、その内容は、縦横無尽にジャンルを横断し、かつ物語性のある起伏に富んだ驚異的な展開をしていく。
US実験音楽/電子音楽巨匠DAVID BEHRMANの名曲”LEAPDAY NIGHT”で幕開けする時点で★★★★★確定。ジャンルレスにさまざまな音楽をブレンドしつつも、調和の取れた作品を作り上げる彼だが、DJセットとなるとカーティス・メイフィールドからMODEL 500、GONG、オウテカ、ステレオラブ、アニマル・コレクティヴ、マッドヴィレイン（マッドリブ＆ＭＦドゥーム）などの、ファンク、ポスト・ロック、フリー・フォーク、プログレ、インダストリアル、ヒップホップ、そしてオルゴール風（？）の実験音楽等のジャンルの音楽が、アクフェン、オウテカなどのエレクトロニカ・ミュージックと同じ一枚のＣＤに並ぶことなんていったい誰が想像できよう？
　それでいてミックスＣＤとしての整合性は抜群で、次にどんな曲が来るかわくわくしながら聴ける。ダンスフロアには向いていないかもしれないが、ヘッドフォンで集中して聴けば目の前にパノラマが広がる一大スペクタクルが味わえること間違いなし。文字どおり好き勝手にやりたい放題。しかしダンス欲のツボを突く選曲／多様性で、またしても彼のセンスの良さに平伏。AUTECHRE”FLUTTER”での美しすぎる幕引きまで完璧です。


ラップ
ソウル
R&B
チルアウト
ヒップホップ
リズムアンドブルース
ライト・メロウ
シティ・ポップ
ラテン
ラテン・ジャズ
サンバ
ダンス
ブラコン
ブラックコンテンポラリー
ゴスペル
クラブ
ハウス
ジャズ
フリーソウル
カフェアプレミディ
レアグルーヴ
ファンク
ジャズファンク
メロウグルーヴ
AOR
サバービア
ライトメロウ
シティポップ
フュージョン
渋谷系