ＲＣＡレッド・シール・ザ・ベスト
192kHz最新リマスタリング／ルビジウム・クロックジェネレーター使用最新カッティング

１．ベートーヴェン：交響曲第３番変ホ長調Op.55「英雄」
２．シューベルト：交響曲第８番ロ短調 D.759「未完成」

１．北ドイツ放送交響楽団
２．ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮：ギュンター・ヴァント
録音：
1989年12月10日～12日、ハンブルク、ムジークハレでのライヴ（デジタル録音）（１）
1995年3月28＆29日、ベルリン、フィルハーモニーでのライヴ（デジタル録音）（２）

1989年のライヴ録音である「英雄」は、ヴァントにとって3回目の録音で、若々しい力のみなぎる演奏。といってもヴァントのこと、勢いに任せて突っ走ることはなく、細部まで実に精緻に仕上げられていることは言うまでもありません。一方「未完成」では、抑制の利いた表情のなかで、第１楽章展開部ではぞっとするような深淵をのぞかせ、第２楽章では思いがけないほど人懐こい感情の吐露があったりします。どちらも内容の濃い演奏。