モーツァルト 2枚組

disc1

①クラリネット協奏曲イ長調 K.622

②オーボエ協奏曲ハ長調 K.314

③ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191

disc2

④フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299

⑤フルート協奏曲第1番ト長調 K.313



カール・ライスター（クラリネット）①

ローター・コッホ（オーボエ）②

ファゴット協奏曲 ギュンター・ピースク（ファゴット）③

ジェイムズ・ゴールウェイ（フルート）④

フリッツ・ヘルミス（ハープ）④

アンドレアス・ブラウ（フルート）⑤

指揮：ヘルベルト・フォン・カラヤン

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:1971年



1971年8月スイスの避暑地サン・モリッツにベルリン・フィルを招集して制作された協奏曲集。ソリストには当時のベルリン・フィルのトップ奏者たちを起用、カラヤンとベルリン・フィル・メンバーとの絆の深さを知らしめた名演奏＆名録音。



この2枚でモーツァルトの管楽協奏曲を網羅。しかもソリスト、指揮、オケは超豪華な布陣です。モーツァルトの真髄が味わえる名曲名演奏です。この頃のベルリンフィルの管楽器セクションは本当に凄い名手が揃っていたものだと思います。各人の技術はもちろん音楽性も抜群。そうしたソリストたちの持ち味を大切にしながら、全体のサウンドを壮麗かつ緻密にまとめ上げていくカラヤンの指揮ぶりも見事。当時の管楽器の表現能力を超えて、これだけ未来志向的な作品を書いたモーツァルトはやはり凄い。そのことを実感させてくれるディスクです。



まず美しい音で完璧に演奏することが音楽では一番大切なことではないか、とあらためて思わせる演奏です。個人の好みはその後についてくるものではないでしょうか。この圧倒的な美しさに満ちた演奏が、いつでも聴けることに感謝いたします。アマデウスさんも絶対にお気に入りのはずだと思います。「え～っ、まぢっすか～。こんなに完璧に演奏してくれるんならもっと作曲するんだったのにぃ～」なんて言いそうな気がします。しかし凄い演奏だと思います。



輸入盤【廃盤】盤面傷なし 17



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