ベートーヴェン　　2枚組

disc1

・チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1

・チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2

・チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69

disc2

・チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1

・チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2

・『魔笛』の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO46

・『魔笛』の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66



パブロ・カザルス（チェロ）

ルドルフ・ゼルキン（ピアノ）

録音：1951年、1953年　モノラル



1951年と1953年にペルピニャンおよびプラードのカザルス音楽祭で収録された、パブロ・カザルスとルドルフ・ゼルキンによるモノラル時代の名盤「ベートーヴェン：チェロ・ソナタ全集」です。



パブロ・カザルスは、バッハの無伴奏チェロ組曲を蘇演したことでも有名ですが、バッハを弾いても、指揮をしても、その音楽は「人間カザルス」がはっきり刻印されています。「チェロの旧約聖書」と呼ばれるのがバッハの無伴奏チェロ組曲に対し、「チェロの新約聖書」がこの曲集です。



決して流麗な演奏ではありませんが、カザルスとゼルキン、このチェロとピアノの巨匠のハーモニーの素晴らしさは感動的としか言いようがありません。お互いの音楽性への信頼感があふれているとしか言いようがない演奏です。音楽がこれほどに人間味あふれているものであることを再認識できる特別な演奏です。モノラルですが、聴きやすい音質です。



この演奏には心底心を奪われた。カザルスとゼルキン、このチェロとピアノの巨匠のハーモニーの素晴らしさはどこからくるのか。互いの深遠な音楽性への信頼感があふれているとしか言いようがない。音楽がこれほどに人間性あふれているものであることを再認識できる名演だ。1951,53年録音のこの名曲と名演の出会いを70年近くを経た今聴くことができた幸せのついでに、もう長い間本棚に埋もれたままだった「カザルスとの対話」を取り出し、カザルスとカザルスを敬愛する弟子たちの対話に耳を傾けた。



輸入盤、盤面傷無し 16

ライナー(解説書)に曲名和訳の書き込みあり（写真6枚目）



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