デンマークの画家の、Vilhelm Hammershoiの絵画をニットに落とし込んだ本作。

Vilhelm Hammershoiはどこか静寂さを持った作風で、今回のSHINYAKOZUKA 21AWコレクションのムードの軸となっています。

糸はチクツキの無い肌触りの良いキッドモヘアを採用。仕上げに起毛加工を施して全体的にボカした雰囲気に仕上げております。

アンゴラ山羊の毛〝モヘア〟は、ウールに比べスケール(繊維の表面のうろこ部分)が小さく、滑らかでやわらかい質感と光沢があります。

また適度なコシとボリューム感もあり、空気を多く含むのでとても暖かいです。

モックネック気味なボリュームのある襟に対し、裾と袖は敢えてリブを付けず、温かみがありつつラフな印象を創り出しております。

SHINYAKOZUKA[シンヤコヅカ]について

DESIGNER : 小塚信哉氏

FROM : JAPAN

FOUNDED : 2015年

「全ての物事は明瞭である必要は無い」というデザイナーの想いから、「Blur-ぼかす」「Vague-曖昧」「Unclear-不明」「Hidden-隠されている」をコンセプトに掲げたユニセックスブランド。ロンドン在住時や日本で過ごしている日々の中で出会った衣服や風景からインスピレーションを受け、クリエーションに反映しています。

衣服が持つ機能性・匿名性、表現と個性の間のぼやけた線を探求しております。カテゴリーが曖昧故の汎用性、「ファッション」の境界には常にテーマを置いて新たな価値観を追い求めて製作しております。

高品質な素材感とミニマルな仕上がりに重点を置いた素晴らしいブランドでございます。