東京駅ステーションギャラリーで今年9月まで開催されていたジャン=ミッシェル・フォロンの「空想旅行案内人」展の図録です。全253ページ。

　自分用とプレゼント用に2冊買いましたが、プレゼント用が不要になったため販売します。

　掲載写真は本の中身を転載したものですが、販売品の方はページも一切開いておりません。

　梱包や発送費用がかかるので定価よりは少し割高になっています。

関東地区では今後開催される予定はないので貴重な逸品となります。

　1970年東京にて個展。大阪万博にも出品。その後世界各地で個展を開催。

幻想的な画風イメージがですが、1990年代に入り環境保護や戦争、人権を訴える作品を作る。

　エキセントリックでモダンな表現は、現在見ても色褪せることはなく、何を訴えたかったのか思わず見入ってしまいます。何度見ても飽きることがありません。

　日本の文化に魅了され、京都滞在中に阪神淡路大震災に遭遇した時のことが日記にされています。

「まるで永遠に続くかに思われたその数秒は、私の人生で一番長く感じられたものだった。（中略）ひどい沈黙が数秒続いた。まるで生命が呼吸しようとしてもできないかのように。そして突然一羽の鳥が歌い始めるのが聞こえた。２羽、３羽、15羽と、私はあの瞬間を、生命が新たに始まるあの歌を一生忘れない」。