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文光堂
病理と臨床
病理と臨床　Vol.19 No.5
乳腺疾患　II
おさえておきたい組織像とその鑑別診断
土谷眞一編集
坂本吾偉、森谷卓也、秋山太、黒住昌史
定価2625円
発売年月日：2001年5月

内部にマーカーなど記載はありません


わが国の乳がん発生率は未だ急激な上昇傾向にあり、乳腺医はもちろん病理医において乳腺の診断する機会はますます増えている。
乳腺疾患の組織像は乳腺症に代表される増殖性〜耐候性病変、線維腺腫、葉状腫瘍の結合織性及び上皮性混合腫瘍、さらには多岐にわたる癌の組織型などほか臓器には見ることのできないいくつかの特徴がある。
乳腺診断における病理診断は良悪性の鑑別はもちろん組織型の決定、治療の関与において重要な役割を担う。
本稿における新知見や鑑別のポイントは過小及び過剰診断をいかに少なくするかについて詳細に述べられている。
本号（特集I）では従来ではそれほど大きくスペースを割かれていない乳腺疾患が取り上げられており、炎症及び反応性病変、良性増殖性病変、良性腫瘍、結合織性および上皮性混合性腫瘍の解説をさらに2号（特集I I）では境界性病変、悪性腫瘍およびそのほかの病変について論じている。

細胞診、組織診などの写真も豊富で解説もこと細やかに描かれています。
研修医から専門医取得、日常診療まであらゆる乳腺診断医、乳腺外科医、病理医の手助けとなる内容です。
ラインマーカーなし、書き込みはなし、折り目や破れはありません。