ソビエト時代のロシア・ウクライナ製レンジファインダーフィルムカメラのFed5です。
同じくソビエト製レンズのIndustar-61とのセットです。

基本動作は問題なく、シャッタースピード・絞りが変化し、カウンター、巻き上げ、巻き戻しなど動作しています。
露出系も現状、動作しており値も概ね問題ないようでネガフィルムでの使用では問題なく露出計測できていました。

レンズも目視では状態良好に感じられます。
ファインダーは国産のもの等に比べると曇りがかって見えにくく感じますが、そもそもそのような品質であったという話も耳にします。
暗所などではピント合わせが難しく感じますが、通常の条件下では問題ないかと思われます。

純正速写ケースが付属しますが、フロント部分は邪魔なため外してしまい、ありません。
合成皮革で肩紐はスレやクセが少しついたり経年劣化は否めません。

純正のかぶせ式レンズキャップも付属します。

かなり使い込みましたが、あからさまな傷は正面のファインダー横の傷程度です。

基本は快調に問題なく使用していましたが、一点動作の問題を挙げると、巻き上げをしてしばらくしてからシャッターを切ろうとすると切れないことが多いです。
切れなくなった際はセルフタイマーをセットして切ればシャッターが降ります。
撮影の直前に巻き上げを行うクセをつければ問題なく使えていました。

重量感がなかなかあり、各動作も滑らかという感じではなく、巻き上げ後でないとシャッタースピードを決められなかったり、ライカや国産機のような使いやすさやスタイリッシュさはありませんが、粗野で無骨な感じと重量ゆえの安定感や道具としての信頼感が不思議とあり、愛着の湧くカメラです。

シャッターが全く切れないや、撮影不可なダメージがある以外の返金返品は考えておりませんのでご了承ください。
ソビエト製カメラのクセの強さや中古品であることをご理解ください。