★日本地図から歴史を読む方法」－都市街道港城地勢に隠された意外な日本史が見えてくる―武光誠(明治学院大学教授) 河出書房新社2004.3.1

ーまえがきー

地図に刻まれた様々な線　記号から歴史の鍵が解けてくる

日本中の一つ一つの土地がそれぞれの顔を持っている　人々は土地の特性に応じて集落や道をつくり日々を営む　地図はそうした営みの記録なのだ地図から歴史ヲたどることで日本史を新たにとらえ直してみようー著者

<目次>

1⃣列島を俯瞰仕立て初めてわかるこの国の成り立ち

・日本人は国土をどの様に把握してきたか・列島の気候から農耕のルーツを探る・関東と関西の発展を地理的条件から考えるーなど

2⃣なぜ東国の鄙辺に大都市江戸が誕生しえたのか

・武蔵国の辺地に江戸城が出来るまで・東京の新名所お台場は江戸防衛の拠点だった・江戸からの街道沿いに開けた町とはーなど

3⃣政治経済の中心として京と大阪が選ばれたのか

‣京都に平安京が築かれた地理的条件とは・1200年前の都市の形を其のままに残す京都・関西の水運の要地　難波と堺の栄枯盛衰・大阪の地の利に目をつけた本願寺と豊臣秀吉ーなど

4⃣今日まで賑わい続ける城下町その発展の秘密

・東北拠点の移り変わりと仙台の歴史・名古屋城下の発展と限界・古代から交易で栄えた九州の先進地福岡ーなど

5⃣都市を築き文化を選ぶ港町と街道の消長

・甲信地方をひらいた中山道と甲州街道・開港前横浜と神戸は小さな漁村だった・鎖国時代に貿易で繁栄した長崎港

6⃣辺境だった地の異色の歴史を探る

・北方領土とその探検者たち・蝦夷地開拓と北方の要箱館の運命・海流によって隔絶された八丈島の歴史・アジア貿易の先進地沖縄の特異性とはーなど

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