初代ジャンボジェット747-100等で使用された、JT9Dの低圧２段目ステーターベーンです。



行きがかり上、複数入手したので、重複したものを出品します。



一応、未使用の新品です。使用される方はいらっしゃらないと思いますが、履歴管理が崩壊しているので使えません。



本物のジャンボジェットの部品が欲しい方にお勧めです。



JT9Dエンジンは、プラットアンドホイットニーが最初に開発した高バイパス比ターボファンエンジンで、初代ジャンボジェット747-100に使用されました。日本ではJALがジャンボジェットを飛ばすのに使用しました。

（本品は日系航空会社発のジャンクではありません）



低圧２段目は全体では４段目になります。公式には3段目タービンブレードと呼ばれるようです。なお、JT9Dは高圧2段、低圧４段の6段で構成されています。



低圧タービンは、低圧コンプレッサーとファンを駆動します。ファンが推力の大半を発生させているので、重要ではありますが、回転数が高圧軸と一桁違いますし、温度も下がっています。



そのため、必要な要求は高圧タービンほどではなく、ブレードも単結晶でも一方向凝固でもない普通の精密鋳造で作られます。ベーンも同様です。



材料コードを信じる限りインコ713Cです。インコ713Cはニッケル基の耐熱合金で、より一般的なインコ718より高温でのクリープ強度が高い合金です。



海外の業者が別の種類のエンジンの部品をJT9Dとして販売してしまったことがあり、よく確認しないでJT9Dとして日本で転売するケースがあるようです。こちらは本物ですので、ご安心ください。



参考までに高圧1段目タービンブレードから低圧2段目までの部品の並びを添付します。



ステーターベーンは静翼と呼ばれる動かない翼で、回転するタービンブレードとは異なります。



＊新品ですが、汚れ、痛みはあります（新品でも傷、汚れがあります（苦笑））。工芸品のようなものは期待されないようお願いします。

＊オフィシャル品ではなく、部品サンプルです。緩衝材として再使用のプチプチ封筒を使う場合があります。（保護性能がよいです）

＊発送まで最大で1週間ほどいただきます。

＊日本国内のみ発送。離島の場合は送料を相談させてください。