花のクロスステッチ　DMC刺しゅう図案集　日本ヴォーグ社

昭和50年発行日本ヴォーグ社
定価550円
21×25.7cm 50ページ

クロスステッチのたのしさ
クロスステッチは、とにかく楽しい刺しゅうです。手法をたった
1つ覚えれば準備完了。図案を写す手間もなく、すぐに刺しゅうが始められます。それも布地を数えて刺してゆくので、素人と玄人の差などにこだわることなく、ただひたすら数を間違いないように注意することが大切です。
ヨーロッパでは16世紀頃からクロスステッチが宮殿の室内装飾に多く使われ、16～18世紀の姫君は、英国のメアリー・スチュアート
妃、フランスのマリー・アントワネット妃をはじめ、こぞってクロスステッチに親しみました。それはやはり手法が簡単なことと、刺し埋めてゆく醍醐味に魅せられたのだろうと私は思うのです。
クロスステッチはグロポワン（大きいステッチ）とも云い、1の字になるハーフクロスステッチはプチポワン（小さいステッチ）とも呼ばれています。そのほかにダブルクロスステッチと云う大きな刺し目に用いられる米の字型のステッチがあり、この図案集はこれらのどのステッチでも刺すことが出来ます。
図案の扱い方としては、抽象的な図案やユニークなボーダー柄など使いやすい柄が多いので、その一つのモチーフをとって、子供服や小物類、また贈り物にはイニシアルを添えて使ったり、壁飾りやインテリア類には各種のモチーフを組み合わせてみるのもおもしろい作品が出来るでしょう。このDMC図案集第2号が、生活の中に潤いを与え、多くの作品に息づいてくれることを願ってやみません。
森山多喜子

［状態］昭和50年発行の古い本ですが、中身は保存よく、写真もきれいです。1ページ目と最終ページに糊が見えてます（写真）。
価格はプレミアム価格になります。

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