空也上人は、平安時代に、市井の人びとに寄り添って生きた僧得です



天暦五年（九五一）、京都に疫病が流行したとき、空也上人は疫病がおさまり、世の中が穏やかになるように祈って十一面観音菩薩像の造像、

「大機器経」の書写を発願しました



この十一面観音菩薩像を本尊として建てられたお寺が西光寺で、六波羅蜜寺の前身にあたります



本章では、市井の人びとから貴族にいたるまで幅広い階層に信仰を受けた空也上人の足跡を振り返りながら、人びとに親しまれてきた六波羅蜜寺の歴史をたどります





制作：D_CODE

発行：朝日新聞社

発行日：2022年

ページ数：157p

サイズ：22×28cm





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