テレビのVHF用の高周波増幅用の双３極管６J６（ＮＥＣ通信用）と、６J６の改良球のような特性の似たテレビ用の発振・混合管６M－HH３（東芝）、各２本計４本の出品です。6Ｍ－ＨＨ３は箱がありませんが、4本とも未使用新品です。

6J6も6M-HH3も７ピンの双3極MT管です。2つのユニットのカソードは共通で、一見、使いにくそうでオーディオ・アンプには使えないと思われるかもしれませんが、実は、この6Ｊ６や、6Ｍ－ＨＨ３はアンプの電圧増幅管にはもってこいの真空管。内部抵抗（プレート抵抗）は6Ｊ６が7.1ＫΩ、6Ｍ－ＨＨ３は5.1ＫΩと低く、増幅率はどちらもμ＝38です。各ユニットのグリッドとプレートをつなぎパラで使用すると良いですね。中μ管ですがトランス結合の前段にも使えます。低周波増幅用のＥ90ＣＣ（5920）にも少し類似した真空管ですね。ソケットの接続は同じなので6Ｊ６と、6Ｍ－ＨＨ３はそのまま挿し替えができます。オールドの方のジャンク箱の中には眠っているかもしれない球です。オーディオ・マニアの方の中には「テレビ球やラジオ球は、大量生産された球で使い物にならない」と、おっしゃる方もおられますが、テレビ球は長寿命に設計された球なので、品質は良いです。

高周波用の真空管でもアンプの電圧増幅用として十分使用できるんです。

この真空管を使ったコントロール・アンプを作ったことがあるので回路図を末尾の写真に紹介します。