#古布袋物

引き出しから出てきたシリーズです。

大正期の中地の縮緬(正絹）で作られたほどよいサイズのポーチ。

懐紙やコンパクト等と並べた写真をアップしておきましたので、サイズ感はそちらでご確認くださいませ。

口には、ファースナーが縫いつけてあるので開閉が楽です。ファースナーはプラスチック製ですが、YKK 日本製なので途中でこわれたりしないですよ。生地に合わせた深緑色が心憎いです。

先に出品した黒縮緬のポーチよりこころもち小さめですが、マチがついているので思いの外収納力があります。

平置きサイズ(写真１の状態）

約 20㎝×13㎝

大正期のモダン着物をほどいたものでしょうか？ ほとんど黒かと思われる深緑に、形の面白い葉や山芍薬のような花が、グラデーションで描かれています。

マチには、地色よりやや深緑寄りの無地縮緬が合わせられていて、柄を引き立てながら落ち着いた雰囲気に。
裏地付きで、裏地に使われている縞は錦紗(正絹 古布）でしなやかです。

美しいものを見ると心が慰められるので、未使用のまま透明な袋に入れて保管、時折取り出しては眺めておりました。

華やかで上質な布ですし、お仕立てもとても丁寧です。贈り物になさっても、きっと喜ばれると思います。