①アンテナ

前作のダンスミュージックの実験的アレンジから距離を置き、初期の頃のシンプルかつストレートな心地よいバンドサウンドに、また新しい絶妙なグルーヴが喚起して抜群の詩世界と併せ楽曲の素晴しさが浮き彫りにされた04年くるり傑作と云われる名盤5th。

エンジニア高山徹のMIXによるモダンサイケな音響や、モグワイなどのプロデュースで知られるトニー・ドゥーガンによる①③⑩も最高！

矢野顕子もカヴァーした①で静かに幕を開け、本作を象徴する傑作④からまさにツェッペリンのようにハードな⑤、中盤にはディープなサイケナンバーが続き、弾き語りの⑨から、ゆったりとしたBPMとタメの効いたアンサンブルが素晴らしい大名曲⑩へとこの曲順も絶妙！

②ワルツを踊れ

日本ロックバンド史上初となるウィーン録音で、ウィーン交響楽団とのコラボで作り上げた大作で、大胆不敵なストリングスアレンジはじめ単純な「ロックとクラシックの融合」ではなく、音楽そのものの本質とその可能性に真正面から取り組んだ新たなアプローチの異次元ポップスに仕上がった07年最高傑作7th

心に迫ってくるメロディの美しさは過去最高で、過去作より明らかにひとつ上のレベルの作品となった名盤

光を感じさせる序曲のインスト①から穏やか且つ力強いメロディーの名曲②〜③の牧歌的な旋律美へと連なり、神秘的な郷愁感がアルバムカラーかと思いきや④⑤はリズムに支配されない複雑サウンドの最高のグルーヴ！
また初期のような⑧は最高にクール‼︎で、その後の12.スカ風から14.のルーツレゲエも最高‼︎

③ばらの花

ヒット曲「ワンダーフォーゲル」と並び、国もジャンルも飛び越えて音楽と踊りで手をつなげる新時代のくるりダンスミュージック名曲とされる01年7thEP

覚えやすいメロディラインと聴きやすいサウンド、旋律の美しさはもちろんのこと、岸田の図抜けた才能が実感できる歌詞の素晴らしさ‼︎
コーラスとして参加したスーパーカーのフルカワミキも最高！

まるで伝説のロックバンド"裸のラリーズ"のような、美しく甘いメロディをギターノイズの轟音で包んだ②も名曲‼︎

★ケースに若干の擦れはございますが盤面は良好で目立った傷みは無く自宅のCDコンポでは問題なく再生出来ております

★あくまでも自宅保管の中古品ですので細部まで状態にこだわる方はご購入をお控え下さい