SONYのスピーカーシステム　SS-555
足跡さんからのデータ
方式2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
ユニット低域用:16cmコーン型
高域用:3cmバランスドライブ型
出力音圧レベル91dB/W/m
最大入力40W
*注:BOX自作により変わった部分は削除してます

入手時、ユニットは全鳴動確認もBOXのボードがボロボロ朽ち果て状態
で、どうしようか
BOXを製品と全く同じサイズで作っても面白く無いので、容積10Lは変えずそれ以外を変更
縦を縮め奥行伸ばす、ややずんぐりむっくり型に
フロントバッフルにバスレフポートの置き場所が無くなったので背面ポートに
元は72Hz位のダンプドバスレフ-ポート穴にネット状の物が貼ってある
ダンプでfd下がるんだっけ？
ダンプドバスレフなんて興味無いのでここは素直なバスレフ、50Hzに調整
ネットワークは電解コン3.3μFをフィルム3.2μFに変更
ウーハーは墨汁でカーボン染色(笑　ツイーターは変更無し
アッテネーターもガリ無しで使えたのでそのまま使用
BOXは12㎜MDF製でストーン調シート貼り
フロントバッフルのみ21㎜、半ツヤブラック塗装
サイズ　縦300 横220 奥245(突起含む) 各㎜

さて音調
ややメカニックな面構えに反し穏やかな鳴り方してます
基本ジャズ専門の製作者が珍しく「美しき青きドナウ」なんてのを恥ずかしながら聴いておりますが
ちょうど合う感じ
エージングが済んだというより、そうね、古びたジャズ喫茶でタバコのヤニが染み付いたスピーカーの鳴る感じ〜枯野のジムランとでも

アッテネーターの付いたプラ製パネルがカッコいいのですが、何せ薄くてペラペラ
両面テープで補強しながら木ねじで取付してますが、ちょっと締めすぎると割れちゃう
1ヶ所はじの部分が欠損してますし、何ヶ所か割れ有ります
締めないとエア漏れの心配があるのですが割れちゃうのもイヤなのでややゆるめ
気になる方はコーキングなりどうぞ

欲しくてたまらなかったSS-555、40年振りに再会した時のあまりの変貌ぶりに
美しい記憶のまま思い出のまま残しておけば良かったと後悔しても
製作者は知りません
月日の経つのは恐ろしいのです