この、珍しい物語りを読まないのはもったいない‼️
妖しい魅力の和風ダーク！ファンタジー‼️


「梔子姫は鬼の末裔と番う 七つ屋若月堂と勿忘の質物」
東堂 燦
定価: ￥ 740+税(814円)


クチナシの花の香りは、
どんな香りか、ご存知でしょうか？

たった一輪咲いただけでも、すぐわかる、
強くそして甘ーい香りが思い出されます。

一輪でもむせかえるような強く甘い香りがする…
クチナシの花が咲き乱れる…庭、洋館。

そう聞いただけで、なにか、特別な感じを受けました。

そうこれは、妖しい魅力にどんどんと読み進めてしまう、
珍しい、和風ダークファンタジー‼️です。

十番様の縁結びでも大人気著者、東堂燦さんが
お書きになっているので、
面白いこと間違いなし！

冷酷？な鬼の愛に搦め捕られていく少女のお話。


十年前、クチナシの咲き乱れる洋館が火事になり
両親も全ての使用人も亡くし、たった一人生き残った少女。

火事の起きる前まで、外に出してもらえない少女の為に、大人の知らない抜け道を使ってよくクチナシの庭に遊びに来てくれていた幼馴染ふたり。

その一人の訃報が突然届き、少女「果林」は一人帝都に赴きます。

そこで十年ぶりに出会う幼馴染でもあり、初恋の相手でもあった青年は、質屋を営む鬼の末裔でした。

質屋…と言っても、風変わりな質屋で
質物は、その人の情念。

その情念を喰らって、人間と何もかも変わらぬ姿で生きている鬼の青年は生きていました。

情念を喰らう為にその情熱のこもった質物を集め、返せないほどの大金を貸す。

二人は様々な事件に巻き込まれていくうちに
十年前の家族を亡くした火事のこと。

質屋の店主である青年がお金を戻してもらっても
どうしても返したくない質物とは？

切なく、優しい場面が多い中、
妖しい気配と何か後ろ暗い感じが否めないまま
話は進み…


最後は、きっと思わず、声が出るでしょう‼️

ぜひオススメしたいです。

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