「メディチーナ2021年6月号」

#本
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内容
内科医に相談を求める患者の多くは、その問題が、専門医を受診すべきような問題なのかどうか、受診する必要があるなら、いつ・どこへ受診するのがよいか、といったことを求めて相談するのであって、完璧なマネジメントを期待しているわけではない。高度な知識やスキルを身につけなくとも、上手に相談に乗り、適切な初期判断ができれば、耳鼻咽喉科医との適切な連携・協働によって質の高いケアを提供しうるのではないかと考えられる。
そのような観点から、本特集では、患者の訴えにまず向き合い、診療をガイドするためにはどのような知識・スキルが必要なのか、といった基本的な考え方を示すことを目標とした。今回取り上げたテーマは、内科医が日常診療において相談されることの多いものではないかと思われ、明日からの臨床に役立つ内容となったのではないかと考えている。