立石秀春【富岳】

美術名鑑では1号あたり27万円という評価を得ています。6号162万円となります。

富士山を描いた思われる本作は、大自然の力によってもたらされた絶景を雄大に描いた傑作です。力強い形状と象徴的な色合いが特筆されます。山脈に内在する神聖な雰囲気を表現するため、紫色を基調とした崇高なマチエールを施すことで、その存在感を際立たせるなど、大胆に見えて緻密に意図された技巧が山水画の醍醐味を克明に伝えています。通常の日本画の感性では捉えきれない、自然が育むエネルギーや息遣いまでを画面越しに聞かせてくれます。

美人画の巨匠として名高い立石春美の子息で、父同様に伊東深水の薫陶を受けた立石秀春は、幼少の頃から名画に触れて育ちました。偉大な父と師に恵まれた画伯は、日展を中心に活躍して入選を重ね、1963年と'68年には特選・白寿賞に輝き、独自の作風を築き上げて行きました。そして、'60年代からは世界各地を取材して、その経験を生かした作品を発表し、人柄が伝わってくる温か味のある絵を描き続けています。　
1935年　佐賀県出身
父は日本画家の立石春美
1953年　伊藤深水に師事
日展出品
1963年　日展特選白寿賞受賞
1964年　ロシア、シルクロード取材旅行
1965年　スペイン取材旅行
1968年　日展特選白寿賞受賞
フランス、イタリア、他欧州取材旅行

現在、日展会員、市川美術会参事

古い別荘のお買取の際に買い上げた品物になります
古美術ですので新品と異なりますのでご理解頂ける方のみご購入の程宜しくお願いします。
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値段交渉可能です。


【額縁サイズ】
高さ53cm程
幅62cm程



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