福岡は久留米の名工房、アストリアス。　
名作揃いの中でもコスパNo.1 との評価が高かったモデルが本機、スプルース&ローズウッドの総単板ボディ、マホガニーネックにハカランダ駒、エボニー指板の　A-10S（とっくに廃番となってます）です。

中古購入して愛用してましたが、
私が入手する迄はとても荒く扱われていた様で、表板に打痕、傷が目立ちます（ゴルベ板を貼るタイプの人物ではなかった様です）。　
何でもライブハウスの楽屋に一時期、
剥き出しで置きっぱにしてあり、色んな人が入れ替わり立ち替わりで弾いていたんだそうです。
但し幸いにもヒビ割れや亀裂等は無く、　
上記の打痕、傷以外に塗面は30歳オーバーとは思えない、非常に綺麗な状態
（だからこそダメージが不釣り合いで、
目立つ訳ですが^^;）です。
肝心のサウンドはアストリアスらしく
キラキラと音の粒立ちが良い、とても明るい音質のギターです。

断捨離で、ナイロン弦ギターはこれを最後の一本に、と思ってました（プロフも
良かったらご覧下さい）が…、
諸事情によって、このギターも敢えなく里子に行って貰う事になりましたT^T。
コロナと自身の加齢が恨めしいです。

50年以上に渡って、何十本というギター達と出会っては手放し、を繰り返し
して来ましたが、
こと、純粋にその音色が好きか？♪
という意味では、自分史上トップ5（3?）
に入るお気に入りの一本でした。
テンション、弦高とも標準〜低め。
操作性も音色も良好、恐らく90年頃の
生産で乾燥も進み、カリリン♪ とばかりに、非常に良く鳴ります！

但し傷を気にするタチのヒトは回れ右。
くれぐれも購入はお控え下さい。

一方で、サウンド重視の方であれば、
写真はダメージが目立つ様に
撮影した積もりです。
拡大してそれ等を良〜く、ご確認の上
検討してみて下さい。特に最後の写真、
ブリッジ横の傷はかなり深く、危うく
表板貫通してしまう２歩位手前です。
どういう扱いをすればこんな事になるのか全く理解出来ませんが、私の様に傷に頓着しない方には良い買い物だと言えると思いますが、どうでしょう…?
本当に欲しい方であれば、若干の値引き
交渉は受け付ける積もりです。

付属品は有りません。
写真のハードケースが全てです。
弦は昨日ダダリオを新しく張りました。
NCNRにて宜しくお願いします。