「憲法「押しつけ」論の幻」
小西豊治　講談社現代新書
定価: ¥770

ビニールカバーをかけて一読後、暗所で保管しておいた本です。状態はいいと思います。素人の保管品ですので、見落とし等はご容赦ください。

他にも本を出品しています。
#kraus111の本棚

左翼側から見た日本国憲法の正当性の解説になります。日本人の民意を代表しているとはいいがたい鈴木安蔵の憲法研究会が作った案が、現行憲法のたたき台になってるから押しつけではないという、中学校の歴史資料集に乗っている理論を説明した本です。この見解は90年代に強く主張されてあて、2000年代に保守・改憲派が台頭するまで通説的な見解でした。
右翼・保守系の人も左翼の言い分を知るとリベラルの議論の粗が見えますので、読んでおいて損はありません。
衆議院選挙で自民党は大敗したので改憲は無理そうですが、憲法の行方を考える参考になると思います。

内容
日本国憲法は押しつけられたのではない!象徴天皇・国民主権という憲法の構想は、民権運動から受け継がれた日本の民主主義が生んだものだった。丹念な資料検証が浮き彫りにする、日本国憲法誕生の真相。

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