★帰ってきたカワセミ、の12p程度にマーカーあり。　★カワセミの子育て、に帯あり、スレ、破れあり。　表紙は少しスレと端傷みがありますが、中は使用感の少ない状態です。 　防水対策して迅速丁寧に発送いたします。

ーーーーーーー



「カワセミの子育て : 自然教育園での繁殖生態と保護飼育」2009年

矢野 亮

定価: ￥ 2600＋税



出版社からのコメント

　本書は、自然教育園(東京都港区白金台)での、21年間にわたるカワセミ調査の集大成とも言えるものです。しかし、"鳥類に関する専門書"というわけではなく、カワセミの生態に特に興味がない方でも面白く読める観察記録です。文章は平易で、都会のど真ん中でたくましく生きるカワセミたちの魅力にとりつかれた著者の意気込みがすなおに伝わってくる科学読み物になっています。

　1988年4月8日、園内の残材焼却用に掘った穴の壁面に巣を作ったカワセミを発見。その日から、観察の道具・方法を工夫しながら、次々とカワセミの生態の謎にせまってゆきます。特に、カワセミの繁殖の抱卵期と育雛期は、詳細にデータをもとにその行動など明らかにしています。また育雛期途中で親鳥の失踪により残された雛の救出と、その雛たちに対する著者自身の"里親体験"(保護飼育)の過程は、これまで困難だとされてきたカワセミ飼育の貴重な体験記録となっています。

　カワセミはその美しい姿によって人気の高い鳥で、多くのカメラマンを惹きつけてきました。しかし、彼らの生態については本格的な観察記録は少なく、特に繁殖生態の細部については謎のままでした。しかし、都会で生きるカワセミたちが、自然教育園という観察にもってこいの場所に巣穴を作ってくれたおかげで、著者はカワセミ調査の絶好の機会を得たことになります。

ーーー

帰ってきたカワセミ: 都心での子育て-プロポーズから巣立ちまで 1996年



内容（「MARC」データベースより）

大都会の小さな森「自然教育園」にやってきたカワセミに魅せられ、8年間にわたって観察を続けた著者の奮闘の記録。エサ不足の都心でしたたかに生きる都会派カワセミの姿が鮮明に描かれる。