一読のみ
特集　さらばエレキのソニー
「眉間にしわ」のCEO　クリエイターと叫ぶ
ソニーグループはクリエイターと交流するためのイベントを世界中で開催し、吉田会長も参加した。音楽や映画、ゲームが好調で最高益を更新する裏には、エンタメ産業を支える地道な取り組みがあった。
株価、25年ぶり最高値更新の軌跡　
12年前は3割だったエンタメ事業の売上高は、足元で6割に達する。YOASOBIやCreepy Nutsが生み出すヒット曲は、再生産できるのか。ばくちにも見えるエンタメを科学し、成功確率を高めつつある。
YOASOBIだけではない　エンタメ・ソニー支える、4大事業の代表作
ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）が手掛け、連結売上高の3分の1を占める最大事業。1994年に発売したゲーム機「プレイステーション」は、累計5億台以上を販売した。
「鬼滅の刃」を145カ国以上で上映　国産アニメを世界へ
ソニーは裏方として、日本の宝と言えるアニメを世界で展開する。有料会員1500万人の専門配信会社と有力制作会社がその両輪だ。クリエイターの労働環境を改善するためのソフト開発も始めている。総合エンタメ企業の空白地　鬼門のシナジー創出　越境者が育む新体験
多くのエンタメ企業が、ゲームの映画化で挫折してきた。ゲームとハリウッドの文化を近づけ、ヒット作を生みつつある。映画をリアル体験のように楽しむ施設の開発・運営にも着手している。
ドラマ「SHOGUN」支える　エレキに新たな役割　名作生むプロの相棒
迷走期間を経て、エレクトロニクス事業が大変革を遂げた。主役はテレビやスマホではなく、カメラなどクリエイターに近い製品だ。一般消費者からは目に見えにくいプロ向け製品で技術力を磨く。
危機感が原動力　理想工場への模索　吉田会長と十時社長は市場を熟知する事業会社に経営を任せ、エンタメ事業を成長させてきた。だが、米ネットフリックスなど世界のエンタメの巨人は急速に規模を拡大している。ソニーはどんな価値を世界に提供するのか。
星野リゾート・パルコ・JTBの現場　就職活動、「早く長く」に対策
深刻化する企業の人手不足を背景に学生の就職活動の早期化が進んでいる。「他社が先に動く」と、採用担当者の疑心暗鬼が募り、就活ルールは形骸化。