★期間限定出品、最長10/14まで★

グスターヴォ3世…ピエロ・プレッティ(T)
アメーリア…アンナ・ピロッツィ(S)
アンカーストレム伯爵…アマルトゥフシン・エンクバット(Br)
ウルリカ…アンナ・マリア・キウーリ(Ms)
オスカル…ジュリアーナ・ジャンファルドーニ(S)

パルマ王立歌劇場合唱団
フィラルモニカ・アルトゥーロ・トスカニーニ
指揮: ロベルト・アバド

録音: 2021年9月24日 パルマ王立歌劇場(イタリア)

【《仮面舞踏会》をオリジナル台本で復刻した《グスターヴォ3世》! 】

実在のスウェーデン国王の暗殺事件に題材を取ったヴェルディの歌劇はボストンにその舞台を移した《仮面舞踏会》として結実。1859年にローマで初演され、絶賛を浴びました。当盤は、ヴェルディが当初構想した《グスターヴォ3世》のオリジナルの台本を、音楽学者イラリアナ・リーチが《仮面舞踏会》に適用した比較校訂版スコア(リコルディ全集版)に基づく《グスターヴォ3世》上演のライブです。
題名役のピエロ・プレッティの伸びやかな美声と、伯爵役のアマルトゥフシン・エンクバットの重厚な歌唱が見事な対照をなし、女声陣ではアメーリア役のアンナ・ピロッツィが愛の悩みをドラマティックに歌い上げ、ウルリカ役のベテラン、アンナ・マリア・キウーリが不気味な雰囲気を醸し出し、オスカル役の新鋭ジュリアーナ・ジャンファルドーニがチャーミングな歌唱を披露します。優れた歌唱陣とオーケストラをまとめ上げるロベルト・アバドの端正なタクトが、フランスのグランド・オペラの様式を消化吸収し、円熟に向かうヴェルディの傑作歌劇を余すところなく描き尽くしています。
なお、プレッティはムーティ指揮のカヴァレリア・ルスティカーナの再録音、ピロッツィは先日の東京春祭ムーティ指揮のアッティラでも素晴らしい歌唱で聴衆から絶賛されていました。またモンゴル出身でスカラ座ほか世界の歌劇場を席巻しローマ歌劇場来日公演でも深々とした美声を披露したバリトン、エンクバートの歌声も是非ご堪能ください。

輸入CD3枚組・解説付。