著者・大岡昇平氏は、太平洋戦争に従軍し、昭和２０年１月に米軍の俘虜となりました。収容所で同じ俘虜のレイテ島の兵士から戦闘の悲惨さを聞き、強い印象を受けたことが執筆の原点となっています。そして、太平洋戦争中、最も損害の大きかった戦場の一つであるレイテ島の戦記を、膨大な資料を駆使して、作戦、戦闘経過およびその結果のすべてを書き記されたのが、『レイテ戦記』です。

　この書籍を３０代に購入した私は、上巻だけは目を通したものの、全巻を読破することができませんでした。今回、家財整理にともない出品しました。

　経年劣化による色褪せや黄ばみ、若干のシミなどがあります。書き込みは、上巻１２３ページに、１行だけボールペンによる傍線が確認されます。

　ご興味のある方に、活用いただければ幸いです。

　上巻＝１９９５年９月３０日　第２０版　４５０ページ　７２０円

　中巻＝１９９５年６月１０日　第１３版　４７４ページ　７４０円

　下巻＝１９９５年９月３０日　第１６版　５０４ページ　７８０円