新日本古典文学大系54 室町物語上
新日本古典文学大系55 室町物語下

新日本古典文学大系は岩波書店が1990年代に長期配本した古典文学書で全105巻で構成されています。本出品は、上巻が第7回配本として1989年7月に、下巻は第34回配本として3年後の1992年4月にそれぞれ発行されました（定価3600円、3800円）。

室町期を中心に生まれた絵入りの短編物語群。上巻は大英博物館蔵「伊吹童子」「猿の草子」など12篇。下巻は「俵藤太物語」「弁慶物語」など8篇と語彙による索引。豊富な挿し絵と丹念な絵注。

《乱世に生まれた庶民文学》←上巻帯
僧侶と稚児の愛、懺悔話、破戒僧の企み、白菊の精と姫君の悲恋、、、中世に生きた人々の夢と信仰と想像力が満ち溢れる物語草子12篇
《空想豊かな物語世界》←下巻帯
福を呼ぶ一本の藁しべ。俵藤太のムカデ退治。笑う将門の首。金泥駒を駆り幽冥界へ。五条橋での弁慶・御曹司の一騎討ち。さまざまな伝承を織り込み展開する物語草子8篇。

［状態］
出品する本品は、購入したまま書棚に保管していたので、外函に若干のヤケや色シミがありますが、本自体は未使用（未読）で月報やパラフィンも付いてほぼ新品状態です。下巻の帯に破れ2ヶ所あり。
今回の出品に当たり、初めて上巻を取り出して「伊吹童子」の1ページを写真に撮りました。
（函の厚み2巻で6.2cm、重さ1.84kg）

#室町物語#伊吹童子#絵入物語#新日本古典文学大系