ニールセン：交響曲全集（全6曲）
ネーメ・ヤルヴィ

ネーメ・ヤルヴィとエーテボリ交響楽団が1990年から1992年にかけてレコーディングして話題となったディスク。久々のカタログ化であるだけでなく、交響曲全集という便利な形で、しかも廉価盤での復活となります。
ヤルヴィといえば、オーケストラからかっちりとした立派なサウンドを引き出す達人として知られており、彼のそうした長所はここでも大いにプラスに作用しています。有名な第４番『不滅』でも迫力満点の左右のティンパニが、戦闘的なムードをよくあらわして、圧倒的なクライマックスを築き上げていますし、第３番や第６番といった特徴的なソノリティを持つ作品での響かせかたも見事というほかありません。録音も優秀です。

カール・ニールセン
・交響曲第１番op.7 [30:20]
1992年9月デジタル録音
・交響曲第２番op.16『４つの気質』[32:38]
1991年6月デジタル録音
・交響曲第３番op.27 『ひろがりの交響曲』[37:44]
1991年8月デジタル録音
・交響曲第４番op.29『不滅』[33:56]
1990年10月デジタル録音
・交響曲第５番op.50 [33:54]
1991年5月デジタル録音
・交響曲第６番『素朴な交響曲』FS.116 [32:20]
1992年3月デジタル録音

エーテボリ交響楽団
指揮：ネーメ・ヤルヴィ