三島由紀夫「豊饒の海」単行本版4冊揃 初版初刷り含む 三島由紀夫遺作◆


商品説明

三島由紀夫の遺作、『豊饒の海』です。現在は文庫本でも出ていますが、
出品は昭和44年（1969年）から46年（1971年）にかけて発行された単行本版です。
4冊で完本です。

このセットは装丁を村上芳正が、カバーを三島瑤子が手掛けており、
本体の表紙には各冊色の異なる、艶のある絹布を用いた非常に美しい、日本の装丁史上に残る優れた装丁、造本の書籍です。
栞紐もそれぞれカバーと同じ色で作られています。

紙カバーのデザインも美しいもので、紙カバーで飾っても、
また紙カバーを外して、絹布を出して並べて飾っても良いものと思います。


現在ではこの装丁についてご存じの方も少なくなったようで、この書籍の出品を
見ても、この点に触れて、布のカバーまで撮影し、また説明している出品をほとんどみかけません。

もちろん文庫版にはこのような装丁はありません。


出品は全て初版で、4巻は初刷りです。4冊が全て初刷りだと相場が数万円に跳ね上がります。

4冊のうち、第一巻の『春の海』のカバーが薄い紫色で、
この巻の布がシミが目立ちやすく、古書でもしみが強く出ているものが多いですが、
当出品はシミが極めて少なく非常に綺麗に保存されています。


三島由紀夫のファンの方に、美しい単行本版でぜひどうぞ。


注意事項

それぞれ小傷やヤケなどありますが、全体に50数年の経年を感じさせない、
美品の範疇と言えると思います。


#三島由紀夫