ハムレットとドンキホーテ プーシュキン論 ファウスト論 ツルゲーネフ 岩波文庫

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経年によるヤケ、小口にシミがあります。裏表紙とその前の数ページ上角にオレがあります。本の状態ができるだけわかるように写真を撮りましたのでご覧いただければと思います。中古本であることをご理解いただきご検討いただければと思います。

岩波書店、河野與一、柴田治三郎訳『ハムレットとドン キホーテ』

『ハムレットとドン キホーテ』は一八六〇年に行なわれた講演で、我が国でもつとに知られた有名な論文である。 ツルゲーネフはここでハムレットとドン キホーテを、それぞれ、「求心的」人間と「遠心的」人間、考えてばかりいてさっぱり実行しない頭だけの人間と何の反省もせず衝動のままに動くので行為がいつもちぐはぐになる感情の人間、自分にだけかまけていて他人のためには藁屑ひとつ動かそうとしないエゴイストと真理と理想を信じ自己をまったく犠牲にして虐げられる人々を救わんとする実行者、として対置する。 ツルゲーネフはこの二つのタイプの性格に早くから興味をもっていて、一八四五年作の韻文小説『対話』がすでにかような二人の人間の対話であり、その後も多くの作品にこの二つのタイプを描きわけた。 『煙』のリトヴィーノフ、『春の水』のサーニンはドン キホーテ型である。 ハムレット型は殊に好んで描いた人物で、『シチグロフ県のハムレット』は言うにおよばず、ルーヂン、『余計者日記の』の主人公、アーシャが恋した男等々いずれも多かれ少なかれハムレットである。 ツルゲーネフはこれらの人物において、才能も教養もありながら決断力も情熱もない人間、辯舌は巧みで実際には無能な人間、意識過剰で反省ばかりしていて何ひとつ実行しない人間、女をひきつけておきながらいざとなると逃げを打つ人間の、いろいろな姿を描こうとした。

八〇年六月五日から三日間に亘ってモスクヴァで行なわれた「プーシュキンの日」に出席するため、ツルゲーネフは再びパリから故国を訪れた。この会がプーシュキンのためではなくて、ツルゲーネフのために催されたような観を呈した。 数多い演説の中でドストイェーフスキーとツルゲーネフの演説が白眉だった。とりわけツルゲーネフのそれが感動的な印象を与えた。ツルゲーネフの『プーシュキン論』はそのような状況のもとに発表されたものである。
(質問合計:0件)
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cyndi0082
2017-06-10 10:01
テレビ付きですか?
chan_ta55
2017-06-12 18:41
ご質問ありがとうございます。地上デジタル・BSデジタル・110度CSデジタル放送対応(4チューナ搭載)です。ご検討の上、よろしくお願いいたします。
savugaz1985917
2017-06-11 12:24
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