本体は傷や汚れもなく未使用に近いのですが、帯は折りたたんで本に挟んで保管していたため 跡がついています。

以下は著者による解説です。

本書は、フランス語の文法項目を網羅し、詳しく解説した文法書です。
初級（すでに入門書などで学習を始めている方）から最上級（フランス語を専門的に使っている方）までを対象としています。
どのレベルであっても、学習したいあるいは調べたい事項があれば、参照して明快な答えが得られるような文法書にすることを心がけました。

本書の特徴は次のとおりです。
・教科書ではあまり意識的に扱われることのない「構文の仕組み」（文や句などがどのような種類の単語の組み合わせ・語順により成り立っているか）の説明に力を入れました。
・構文の仕組みと意味との関わりをできるだけ正確に分かりやすく解説しました。
・語の形態変化についても網羅しています。（ただし、動詞活用は概要の記述にとどめたので、個々の動詞の活用については辞書などの活用表を見てください）以下略

本書の使い方
初級の方
フランス語を学び始めてまだあまり月日の経っていない方は、まずは通常の教科書を使って学習を進めてください。その過程で理解できなかったこと、もう少し詳しく知りたいことが出てきたときに本書の関連項目を拾い読みしてください。分からない文法用語があっても、参照指示や索引で簡単に調べられるようになっています。
また初級の方には、最初に第1章を読んで文法の全体像と基本的な文法用語にあらかじめ触れておかれることをお勧めします。
中級の方
フランス語を使った実践の中で、文法に関する疑問点の解消や特定の文法項目についての確認のために本書をお使いください。
時間に余裕があれば、節全体（場合によっては章全体）をじっくり例文を吟味しながら読んで各項目ごとの全体像を把握するようにしてください。
このような学習を繰り返すことにより、フランス語上達のための道標がやや見えにくくなっている中級の方でも確実にレベルを上げていくことができます。
上級以上の方
本書は文法項目を網羅的に扱っていますから、上級以上の方には、参照するための図書としてお使いいただけます。
特にフランス語を教えている方には、授業の準備をするときや教科書を作るときに、文法知識の整理・確認をし、教え方を考えるための手がかりとしてもお使い...以下略