「夏みかんの木」

三ヶ島 千枝

定価: ￥ 2000



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２０２０年４月に土曜美術社出版販売から初版発行された、詩人三ケ島千枝さんの詩集「夏みかんの木」です。



夏みかんの木は農作業をする孫を見守る

白球を追う高校生や

難民へ思いを馳せる人を見守る

神社から飛んできた銀杏の葉っぱを見守る

夏みかんの木は著者の中に生えているもう一本の木だ

（北畑光男）



「イチゴを食べて」より

赤いイチゴのへたを取り

一口食べたら

ふと、シリアの難民の子たちの涙を想った

深い海底の地続きの国

私の今見ている月を

半日前、あの子たちは

どのような想いで見たのだろうか

内戦は六年も続いている



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他にも多くの書籍や雑誌などを出品いたしておりますので、そちらも是非ご覧ください。