♦️● 人物月旦というジャンルで、戸板康二は夙に著名である。著者の人気シリーズに「ちょっといい話」があり、随分と楽しませてもらいました。著名人の楽屋話的面白さを堪能出来ます。
個人的には「泣きどころ人物誌」を面白く読みました。どうしても、三島由紀夫·石川啄木·泉鏡花·林芙美子·尾崎紅葉等文学系に興味を惹かれます。冒頭の圓朝の息子の話や、花井お梅のエピソードは興味が尽きません、是非楽しんで下さい。ノーベル賞候補と噂された三島由紀夫の「太宰コンプレックス」も面白い。■発行は前者が1992.9/15、後者1987.11/10ですが、
前者は天に軽いヤケがある程度で、良い状態です。後者は①247ページ左上部が斜めに少しカットされています②本文·周囲に経年によるヤケが見られますが読むには全然問題ありません●全て、価格に反映してあります。