百年の鯨の下で 早矢仕典子
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1,350
298
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商品狀態 | 未使用に近い |
空とぶキリン社 高階杞一「日々のあれこれ」より抜粋
早矢仕典子さんが7月23日に亡くなりました。
突然と言えば突然に、ついにと言えばついにという気がします。
思えば3年前(2021年)の1月、空とぶキリン社に詩集の出版依頼があったときから、ステージⅣの癌であることは知らされていました。その最初のメールには、「実は今、大きな病にありまして、前詩集以降に書いてきたものを何とか一冊に纏めておけないかと考えております。」と記されていて、自分の余命がそう長くはないという覚悟がうかがえました。
そこでこれは早く仕上げなくてはと思い、早速編集にかかりました。
詩集『百年の鯨の下で』ができあがってきたのは2021年5月1日のこと。出版の依頼があってから3ヶ月半ほどで発行することが出来ました。
出版後、早矢仕さんにナカジマミヤさんもステージⅣの癌であることを伝えたことから、二人の間でメールのやりとりがはじまりました。
同病相憐れむではないけれど、このメールのやりとりが互いにとって大きな励ましになったようです。
しかし、その1年後の2022年8月14日にナカジマさんは亡くなりました。「妻にとってこれが最後の仕事になりました」と、逝去後、ご主人から知らされました。
ナカジマさんの死は早矢仕さんに大きなショックを与えたと推察されます。
おそろしく真っ暗な 漆黒の闇の中でないと
おそらく 誰の目にも残らないような
光 というものが
きっとあるのだ
(『百年の鯨の下で』「二つの点滅」より)
2021年5月20日 発行
定価 1500+税
早矢仕典子さんが7月23日に亡くなりました。
突然と言えば突然に、ついにと言えばついにという気がします。
思えば3年前(2021年)の1月、空とぶキリン社に詩集の出版依頼があったときから、ステージⅣの癌であることは知らされていました。その最初のメールには、「実は今、大きな病にありまして、前詩集以降に書いてきたものを何とか一冊に纏めておけないかと考えております。」と記されていて、自分の余命がそう長くはないという覚悟がうかがえました。
そこでこれは早く仕上げなくてはと思い、早速編集にかかりました。
詩集『百年の鯨の下で』ができあがってきたのは2021年5月1日のこと。出版の依頼があってから3ヶ月半ほどで発行することが出来ました。
出版後、早矢仕さんにナカジマミヤさんもステージⅣの癌であることを伝えたことから、二人の間でメールのやりとりがはじまりました。
同病相憐れむではないけれど、このメールのやりとりが互いにとって大きな励ましになったようです。
しかし、その1年後の2022年8月14日にナカジマさんは亡くなりました。「妻にとってこれが最後の仕事になりました」と、逝去後、ご主人から知らされました。
ナカジマさんの死は早矢仕さんに大きなショックを与えたと推察されます。
おそろしく真っ暗な 漆黒の闇の中でないと
おそらく 誰の目にも残らないような
光 というものが
きっとあるのだ
(『百年の鯨の下で』「二つの点滅」より)
2021年5月20日 発行
定価 1500+税
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