こちらは、 ブラジルが誇る最強のアーティスト、

ギター、 ピアノをはじめとした

あらゆる楽器を一人で演奏し、

交響曲からジャズ、

プログレまでを一人で作曲してしまう鬼才、

エグベルト・ジスモンチによる

1983年の傑作アルバム、

『Cidade Coração』です。





本盤の紹介ページでは、

「壮大なファンタジー。

夢のようなテーマパークを実現した、

ジスモンチの驚異的世界観が表出された名盤」と

書かれており、



間違いなく他のアーティストの作品や、

他エグベルト作品では聞くことのできない、

本当に驚異的かつ唯一無二な、

音の万華鏡が展開されています。



特に10曲目『Fazendo Arte』は、

Airto Lindsayらの DNA、 Captain Beefheart、

菊地成孔らの Tipographicaなど、

パンク、 ニューウェーブ、 ノーウェーブ的な、

完全に脱臼した異次元のリズムを用いながら、



そのメロディーとコード進行は、ジャケット通り、

宇宙を漂うかのような美しさと

孤高さに満ち溢れており、

本作をまだ知らない、

すべての音楽ファンに推薦できる名曲です。





長男誕生の喜びと、音楽への意欲に満ち溢れた、

最盛期のエグベルトが、

「子供の頃の思い出を、

シンセサイザーと楽曲で描く」という

コンセプトを掲げて制作した本盤は、



アンビエントや 環境音楽、

ニューエイジ、 テクノを含む、

アブストラクトな音楽ファンからの評価が高く、

コアなリスナーからは

「エグベルトの最高傑作」とも評価される

あまりにも隠れすぎな名盤。



その最初にして最後の、

大変貴重な再発CDがこちらです。

その内容の良さから二次市場にもほぼ出回らず、

高額での取引が続いておりますが、



さらにこちらは先日開封し再生確認したのみ、

新品同様品です。





アルゼンチン・タンゴの巨匠、

アストル・ピアソラの名を冠した12曲目『Dancin' Piazzolla』含め、

アルバム全体の完成度も非常に高く、

また本CDのためだけに、

新たに制作されたリマスター音源使用と、

絶対に買い逃せない1枚だと思います。



ぜひこの機会に本盤をお手に取っていただき、

ブラジル音楽の最高峰にして唯一無二の、

この傑作を長く楽しんでいただけますと幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。