オートアート製の精密なダイキャストモデルです。

アバルトが手がけた伝説的なモンスターマシン1000TCR。
この名は愛好家により付けられた通称のようなものであり、正式名称は「フィアット・アバルト 1000 ベルリーナ・コルサ・テスタ・ラディアーレ」と呪文のような長さをしております。

同時期に作成された850TCと共に、ヨーロッパのツーリングカーレースで数多くのコンストラクターズタイトルを獲得。
この戦績がアバルトの地位を確固たるものにしました。

このマシンの見所はスパルタンすぎるスタイルでしょう。
ラジエーターとオイルクーラーを収めるために巨大化されたフロントバンパー。
太いタイヤを履かせるため、大きく広げられたタイヤハウス。
そして冷却のため開きっぱなしになったエンジンフードを、そのままリアスポイラーに仕立てるという斬新な発想。

その異様な見た目からイル・モストロ(怪物)と呼ばれました。

モデルを作成したのは全盛期時代のオートアート。

フロントに搭載されたガソリンタンク、無機質なコクピット、ごちゃっとしたOHVエンジン、その全てが実車のイメージのまま再現されております。

ルーフに入った特徴的な十字のパターンも綺麗に入っております。

暗所保管品ですので、外箱、本体共に美品です。

ボディは艶消しになりますので、研ぎ出しはしておりませんが、保護のため実車用の高級カルナバワックスを施工しております。
※当ショップオリジナルの施工証明書が付属致します。