老舗の高級浴衣メーカー 竺仙謹製の表と裏とで柄が異なる両面染め（籠染め）の浴衣反物です。

幻の染ともいわれる籠染めは、回転する2個のローラー状の異なる型の間に生地を通し、型付けし浸染する事で表と裏に別々の柄が染める大正時代より伝わるリバーシブルの染色法です。竺仙さんのもつ籠染工場が唯一の工場となったのち、現在ではその染師さんも廃業してしまい、今後新しい籠染めのお品物が世に出ることはなく、入手困難で大変貴重なお品物となっています。



未使用品の反物ではありますが、30年ぐらい前のもので、長期保管のため画像のようにミミヤケや、巻き終わり付近に薄いシミがございます。もしかしたら他にもあるかもしれませんが、柄行きのせいか目立ちません。見落としもあると思いますので、B反もしくはアウトレット品としてお考え下さい。



【素材】綿

【色】濃紺・水色

【サイズ】幅 約35.7m、長さ11.9m



凸模様の縞と小花のような文様が素敵な貴重な両面染めで、日の光にかざすと片側にもう一方の柄がうっすらと透けて（染まって）見え、これがまた独特の奥行き感を感じさせてくれます。お好きな柄を表にして仕立て、袖口や袂からちらりと別の柄が見えてとてもお洒落な逸品です。また片身替わりのように左右で別柄にして仕立てても素敵ですよね。B反ではありますが、濃いお色の柄行きのせいもあり、普段にご着用になられる分には目立ちませんのでお勧めです。



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