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大田垣蓮月の三月三日と題のあるおめでたく雅な和歌の短冊です。
ひな祭りのお茶に相応しい短冊です。

三月三日
このとの(殿）に けふ（今日）咲く花は 行く春の
もも（桃＝百）悦びの はじめなるらむ 蓮月七十九才

【大田垣蓮月（1791-1875）】
生後すぐに京都知恩院寺侍の大田垣光古の養女となり丹波亀山藩で諸芸を身につける。17歳で大田垣家の養子と婚姻、三児をもうけるがいずれも夭折し、夫も亡くす。再婚するも2人目の夫とも死別し、養父と共に出家。蓮月尼と称した。
42歳で養父とも死別した後は陶器を作り生計を立てる。自詠の句を彫り入れたものが蓮月焼と呼ばれ人気を博すも、自身は質素な生活をおくり、貧者への施しや賀茂川の丸太町に橋を架けたりと喜捨したという。

詳細は画像にてお確かめ下さい。
古いものの為、経年の傷みが見られます。
ご了承の上でご購入下さいますよう、お願い申し上げます。

Japanese Tanka Calligraphy by Ōtagaki Rengetsu (1791–1875).

This rare tanzaku features Rengetsu’s poem “March 3rd,” perfect for Hinamatsuri tea ceremonies. Her works reflect Zen simplicity and beauty—a true collector’s item!

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