日本を代表するギターメーカー、テスコから1960年代前半に発売されたエレキギター、EP-8です。
経年の割に大変綺麗で、眺めているだけでうっとりするレベルです。
美しく経年劣化したラッカー塗装が、ビンテージマニアが唸る輝きを放っています。

こちらは完全にレストアされた個体です。ペグ新品交換(ルックスを重視してブッシュはオリジナルを再利用)、リフレット、ネックアイロン、電装関係はオールリフレッシュしています。完全実践用途優先でメンテされています。

ジャンク品でもそれ相当な値段がつくEP-8ですが、こちらはレストアに20万くらいかけていますので、到着後すぐに演奏をお楽しみいただくことが出来ます。

弦長はミディアムスケール(約625mm)です。
作りはフルアコですが、ボディサイズは小振りなので、ふくよかにコロコロ鳴る感じが心地よいです。
生音が乾き切っていて最高に気持ちいいです。
マイキングして生音も一緒に録るとレコーディングでも重宝されるかもしれません。

また驚きなのが、サステインがしっかり伸びます。
ジャパンビンテージにありがちな音の詰まりはないと思います。
おうちでアコギ代わりになる適度な音量感です。

フロントピックアップはジャズギターのような翳(かげ)ったサウンド、リヤピックアップはネック近くならではのハイミッドがパワフルに突き抜けたサウンドが出ます。
リヤは音量をフロントと均等にするために、スポンジを用いて高さをグイと上げています。

ピックアップ、ブリッジ、ツマミ・スイッチ類、テールピース、ピックガードはオリジナルのままとなります。ただしTONEポットは当時は効き方が逆(上げれば上げるほど音が曇っていく)仕様だったので、現代の仕様と同じになるよう反転させています。

指板上のインレイも非常に特徴的なデザインです。ボリューム・トーンつまみがあるプレートは一部欠けています。至るところに派手なウェザーチェックの勲章が輝かしい、約60歳のオシャレなフルアコです。

弦高は、6弦側で約1.6mm、1弦側で約1.4mmです。

不明点はコメントにてご質問下さい。
他にも色々と出品しているので是非ご覧下さい。