ロレンス・ダレル：アレキサンドリア四重奏（４巻揃）

1960-63年に初訳出版された古い本です。

第4巻「クレア」の背表紙は経年によるヤケが目立っています。



世界文学双書

ロレンス・ダレル

「アレキサンドリア四部作」全４巻　高松雄一 訳　河出書房新社



第1巻「ジュスティーヌ」　

　昭和35年9月20日初版発行

　定価：350円

　カバーに切れ、小欠損があります。



第2巻「バルタザール　」

　昭和36年7月25日初版発行

　定価：350円

　カバー上部に切れ、傷みがあります。



第3巻「マウントオリーヴ」

　昭和37年3月20日初版発行

　定価：480円

　カバー上部に傷みがあります。　前見返しに一部切り取りがあります。たぶん訳者からの献呈本で、全所有者が処分の際、切り取ったものと思われます。



第4巻「クレア」

　昭和38年5月10日初版発行

　定価：480円

　カバー背に退色があります。



何れも60年ほど前に出版されたものです。経年によるヤケ、汚れ、傷みがあります。

本作品は、その後、新装、再版されていますが、本書が元版となり、貴重なものと思われます。

状態は良くないので、古書にご理解いただける方のみ、画像確認の上、ご検討下さい。



# アレキサンドリア四重奏（#４巻揃）

著者 ：# ロレンス・ダレル

出版 ：#河出書房新社　

（昭和３５年９月～...

アレキサンドリア四重奏（４巻揃）】＜初版＞

#ジュスティーヌ／#バルタザール／#マウントオリーヴ／#クレア





舞台はレモン油に瀘された光で描かれたテンペラ画のようなアレキサンドリア。二千年にわたってヨーロッパを無視する異色の時空を営み、あらゆる愛を搾りとるという都市アレキサンドリア。五つの種族、五つの言語、十にあまる宗教が乱れ交わるアレキサンドリア。しかもここには五つを超える性がある。

そこに大きな蜘蛛の巣のように、男と男、男と女、女と男、女と女の情実の社交界が張りめぐらされている。そういう明るすぎる陰謀が渦巻くなかに、ぼく（ダーリー）は沈着な実業家ネシムの妻ジュスティーヌに篭絡されそうになる。