精工舎（現SEIKO）のアンティークプロンズ製置き時計です。
1954年以前（昭和29年以前）なので70年以上前の製品ですが美品で動作品（時折り止まりますが本体を振るとまた動き出します笑）です。
とても重厚で存在感のある貴重で良い製品だと思います。

背面に『贈 昭和29年5月 土浦裁判所 同室一同』と金文字で明記されており裁判所内の人事異動で贈られた物と断定でき素性のしっかりとした当時物であることが窺えます。

精工舎は服部時計店（現・セイコーホールディングス株式会社）の製造・開発部門として設立された会社群が名乗っていた名前です。いずれも、セイコー本体または、創業家である服部家とその関連会社が大株主でした。
精工舎設立当時、服部時計店は企画・マーケティング・保守サービスを担当し、精工舎は、服部時計店からは独立した製造部門として、研究開発・設計・製造を行っていました。
そのような「協業」によってSEIKOブランドの時計は、技術水準を高め、世界的に高い評価を得るに至ったようです。

また、この商品は最後の10枚目の写真（写真はネットからの引用です）のとおりドイツKIENZLEキンツレー社の製品（左側）と同一品であり当時OEMを受け同じ金型から精工舎が生産し販売したという証です。

尚、KIENZLEキンツレー社は1822年ドイツSchwenningenにて設立されたドイツで最も歴史のある時計メーカーです。

サイズ：高さ19.5cm、横幅9.5cm、奥行5.5cm
重 量：940g

現在では動作品で販売されている個体はほとんど無くとても貴重な置き時計かと思います。尚、出品前に注油済みです。
アンティーク置き時計にご理解のある方にお譲りします。

アンティーク、レトロ、ビンテージ時計コレクターの皆様、このチャンスをお見逃しなく‼️

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