昭和を代表する染織研究家、浦野理一(うらのりいち)氏が手がけた、経節紬と紅型染めの九寸なごや帯です。

浦野理一は昭和40年代に一世を風靡した染織家で、長年にわたって数々の伝統的な染織品を手掛けてきました。
小津安二郎映画の衣装担当や雑誌「ミセス」の創刊にも携わるなど、着物を通じて日本文化の美を追求されました。
日本の染織品の研究を続け紬織や型染、友禅などの多様な技法を用いた作品は現在でも多くの方から愛されています。

浦野理一の作品の中で最も有名な作品が、ひょうたん糸と呼ばれる手引き用の節糸で織られた紬織の「経節紬」です。
経節紬により紡ぎ出された大きな節のある糸が独特の質感を生み出し陰影のある特徴的なたたずまいを見せます。

こちらは紅型と縦節紬の両方の技法を駆使して染織物を制作した逸品です。
作品数が少ない方ですのでコレクターのコレクションに加えたり、古き良き品を着こなす着物愛好家などご愛用いただければ幸いです(^^)


●和色：
濃いめの似せ紫 (にせむらさき)色に近い黒紫色です

●サイズ：
長さ　約396cm
幅　　約30cm
素人の採寸ですので若干の誤差はご了承ください。

●素材：
正絹
芯入り仕立て

●状態：
特に汚れなく綺麗で大変良い状態です。すぐにご着用可能です。
保存状態の良い美品ですが昭和のレトロ品ということをご理解いただいた上でご購入をお願いします。

●その他、注意事項
お使いのモニターによって見える色に違いがありますので、微妙な色を追及されている方はご注意ください。


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