さとみちるさんのＢＬ小説　

日月星、それからふたり　ホリーノベルズ　



イラストは秀良子さん



さとみちるさんの別作品がとてもよかったのでこちらも購入してみました。



主人公は冴えないサラリーマン。

上司とともに仕事で某自然公園にやってきました。

汗まみれ、砂埃まみれになりながら。

そこで思いがけない人と再会してー。



そんな再会ストーリーです。



時間軸が現在→高校時代→現在と進むのですが、この高校時代の恋の思い出がなんともそわそわしちゃう感じでああ、恋って素敵だなあと思いながらもすごい危うさを感じさせるわけです。10代ってしっかりしてるようでもねえっていう。そしてある出来事が起こっての－。



この作者さま、この作品が商業デビュー作品になるようなんですが、同人等で活動されてーののデビューでいらっしゃるようで、もの凄く文章運びがお上手です。かつ、里山にご自身がお住まいということで、里山の四季が物語に織込まれていて非常にそれも興味深い。

物語は主人公ともうお一人の視点を織り交ぜながらなんですが、ある時点から主人公視点のみになるので、それもうまいなあと。



きゅうっと胸が引き絞られるような青春の痛みでしょうかね。

人は過ちを犯すけどそこからどう進むかはその人次第、というようなことをつらつら考えつつ。

オメガバースとかファンタジーも良いのですが、個人的にはこういう人と人が出会って恋をしてーというお話が一番好きだなと改めて思いました。



通読に問題ありませんが、自宅保管していた中古本なのでヤケスレ等コンディションを気にされる方は購入お控え下さい。



ビニール袋に入れて濡れ防止してメルカリ便（ゆうパケットポストmini）で発送予定。



よろしくお願いします。